【 神戸】合気 座頭市| Shin-Kobe 実戦合気武道

目隠しをして視覚に頼らず、その他の聴覚や嗅覚、皮膚感覚を総動員して相手の攻撃をいなす訓練。まるで座頭市のようですが、これが非常にいい実戦訓練になります。

昭和の名優・勝新太郎が初めて映画で座頭市を演じる際に目を閉じた状態で一ヶ月生活をして、その感覚を養ったという逸話があります。さすがの役者バカというか、あの座頭市の凄まじい鬼気迫る演技はおいそれと真似れる芸当ではない。

後年、数人の俳優が「座頭市」をリメイクしてましたが、勝新太郎の足元にも及びません。あの切れ味鋭い息を呑むような殺陣は勝新太郎にしか出来ないでしょう。

この訓練は本能的な感覚を鍛えると同時に暗闇の恐怖に打ち克ち、急迫不正の事態に陥った際に如何に平常心で相対することが出来るか？という意味合いも含んでいます。

実戦においての最重要課題は、平常心の維持と冷静な判断力に他なりません。これが伴って初めて技が生きるのです。

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